講演会のお知らせ
「山岳・辺境における救急手当・医療」
イギリスのエベレスト南西壁隊をはじめとして数多くの遠征隊にも参加された
クライマーとしても著名なジム・ダフ博士をお招きして、医療施設から離れた
山岳地帯や辺境の地での救急手当・医療についてお話しいただきます。
欧米では僻地での救急医療はウィルダネス・メディスンと呼ばれ、その地を訪れる
人は、救急手当だけでなく、医療の範疇の知識も求められます。今回は、街での
通常の救急手当との違いなど、欧米のスタンダードについてうかがうとともに、
博士が開発されたプレシャーバッグ(PAC)やネパールで活動されている国際山岳
ポーター権利擁護団体、International Porter Protection Group (IPPG)についても
紹介していただきます。
主催 (社)日本山岳協会、(社)日本山岳会、日本勤労者山岳連盟
日本ヒマラヤ協会、日本ヒマラヤン・アドベンチャー・トラスト
協賛 旅行業ツアー登山協議会
期日と会場
●東京 9月20日(水) 18:30〜20:30
東京体育館第一会議室 東京都渋谷区千駄ヶ谷1-17-1
都営地下鉄大江戸線「国立競技場」A4出口
JR中央線(普通)・総武線「千駄ヶ谷」下車徒歩1分
●大阪 9月21日(木) 18:30〜20:30
薬業年金会館 大阪市中央区谷町6丁目5番4号
地下鉄「谷町6丁目駅(C階段4番出口)真上
●札幌 9月22日(金) 18:30〜20:30
りんゆうホール 札幌市東区北9条東2丁目りんゆう観光3階
地下鉄東豊線「北13条東駅」下車
参加費 500円
申込・問い合わせ
【東京】ファックス(03-3437-8848)、メール info@everest.co.jp、または葉書
〒105-0003 東京都港区西新橋3-24-8 山内ビル4階 WEC内 貫田宗男
電話03-3437-8848
【大阪】ファクス( 0729-53-7456)、メール GEF05077@nifty.com、または葉書
〒583-0886 大阪府羽曳野市恵我之荘 5‐1‐25 林孝治宛
【札幌】ファクス(011-765-1939)、メール sshin02525@ybb.ne.jp、または葉書
〒001-0901 北海道札幌市新琴似1-12-6-26 佐藤信二宛
講師紹介 ジム ダフ[Jim Duff]
英国の北方地域で育つ。14歳からロック・クライミングを始め、10代で既に
その地域の救助チームのメンバーに選ばれ、幾多の山岳救助活動に加わった。
また、ヒマラヤでの7つの遠征を行い、二つの遠征隊では隊長を務め、二つの初登頂
を成し遂げている(1976、チャンガバン南東壁、クンブツエ西稜、ソロ、1984)。
エヴェレスト・ノースコルの初トラバースも1984年に成し遂げた ている。
1975年エヴェレスト南西壁、1984年エヴェレスト北壁の二つの新ルート開拓では医師
兼隊員として活躍。また、1978年のK2西稜遠征ではチームの一員であった。
1977年にはペリチェのヒマラヤ救助協会で、1997年には、マナンのヒマラヤ救助協会
で働いた経験がある。、20年間以上もヒマラヤのシェルパに、高所や人里離れた地域
においての薬の処方を指導し、1997年に国際山岳ポーター権利擁護団体を設立し、
ポーターの処遇改善のために働いている。また、現在はネパールのエヴェレスト国立
公園ゴーキョ渓谷でポーターの宿泊施設兼高所医学研究施設の建設に関わっている。
高山病治療に使うプレッシャー・バッグ、PACの考案者としても知られている。
著書:
登山者・トレッカーのためのサバイバル救急・処置読本
原書名:First AID and SURVIVAL in MOUNTAIN and remote areas
訳:安田一郎[ヤスダイチロウ]
1942年10月東京生まれ。1978年ガネッシュ・ヒマール4峰初登頂(ネパール)。
1982年プルビチャチュ峰初登頂(ネパール)。大阪府勤労者山岳連盟顧問。
日本ヒマラヤ協会会員。現在大阪市天王寺区在住
監修:野納邦昭[ヤノウクニアキ]
1944年1月生まれ。1968年岡山大学医学部卒業。1974年アリナトニテイバ峰遠征
(インド)。1978年パビール峰遠征(ネパール)。1982年プルビチャチュ峰遠征
(ネパール)。1982年函館移住。日本山岳会会員。函館赤十字病院副院長
推薦:近藤和美 日本勤労者山岳連盟海外委員
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