第6回全国技術教育担当者会議
――すべての地方連盟で登山学校を! 豊かで質の高い登山、ハイキングを!――
(第一次案)
日本勤労者山岳連盟
技 術 教 育 部
「豊かで質の高い登山、ハイキングの追求」は、登山団体としては当然の目標であるが、
実際にそれらを実践している登山者、登山団体はそう多くはありません。
アルピニズムの衰退の一方で、中高年登山の隆盛が続いています。登山の多様化の反面、
豊かで創造的な登山の実践は、きわめて限られた登山者のものでしかないようです。
伝統のある山岳会の多くに、かつての活発な活動の面影はなく、特に本来持っていた教育
的な機能の低下は著しく、会員の登山志向の多様化の中で系統的な技術教育活動は会・
クラブのレベルではほとんどなされていないのが現状ではないでしょうか。
これらの現状の中で、地方連盟での登山学校の開設や各種の講習会の開催が、近年、
目立って増えています。その内容は地方連盟ごとに様々ですが、多くは基本的な登山技術
やハイキングの技術・知識の習得を目的にしています。しかし大阪府連盟の中級登山学校
のように、アルパインクライミング分野のリーダー育成に踏み込んだ活動もあります。
またその一方で近年、様々な登山用具の開発により、登山技術そのもののあり方にその
正しい使用法の知識やモラル・マナーといたことにも関わって、登山の安全や遭難対策に
新たな問題を提起しています。最新用具の高機能面ばかりが強調されて、それらの欠点や、
的確な使用法などの情報が不足している面もあります。
今回のこの集会は、これまでの「登山学校担当者会議」の名称を変更し、より技術教育
(ハイキングからアルパインまで)の面に踏み込んだ内容の論議と交流をしたいと考えて
います。地方連盟や会・クラブの教育活動のあり方、全国連盟の登山学校のありかた、
そして未組織登山者への対応なども論議の対象となります。
それぞれの地方で、これらの活動の先頭となって奮闘されている、あるいはこれから登
山学校の開設を計画しているところなど、担当者多数の参加を期待しています。
1.集会のテーマ 1)労山の遭難の現状をふまえながら、地方連盟の技術教育、登山
学校の重要性について、またそれらの画期的な前進を展望した
論議と交流を行う。
2)すべての地方連盟での登山学校の開催をめざし、どういう登山
学校を目標にするのか(だれを対象に、なにを教えるのか)そ
の運営についてなど、基本的な論議をおこないたい。
3)全国連盟の各中央登山学校・講習会のニーズと、地方連盟の登
山学校・技術教育との連携についての論議を行う。
2.開催日程 2003年6月21日(土)午後1時〜22日(日)正午
3.会 場 「家の光会館」〒162-0826 東京都市谷船河原町11
電話03−3260−4791
JR総武線、営団地下鉄・飯田橋駅(新宿側)下車5分
http://www.t-smeca.com/kousin/ie-rein.html
宿 泊 「飯田橋国際ユース会館」)〒162-0823 新宿区神楽河岸21−1
セントラルプラザ18階 電話03−3235−1107
4.参加対象 地方連盟の登山学校担当者、技術教育担当、または地域で特徴的な
登山学校、登山教室などを開催している会・クラブの担当者で地方
連盟の推薦のあった会の代表。
5.内 容 ☆全国連盟からの提起
☆いくつかの地方連盟登山学校の活動報告
☆全体討論
☆分科会討論(「ハイキング・尾根」&「アルパイン登山」)
☆交流会
6.参加費 5,000円(宿泊費その他)
※地方連盟の代表1名の交通費は全国連盟で負担します。
☆アンケートに協力してください(提出締切り6月10日まで)
☆地方連盟で登山学校の進んだ経験を持ったところは、報告の準備をしてください。
(いくつかの地方連盟には、報告を全国連盟からお願いします)
――――――――――――参加申込み―――――――――――――
名前:
所属地方連盟:
所属連盟または会での役職:
所属クラブ名:
希望分科会:1.ハイキング・尾根歩き
2.アルパイン・沢登りなど
申込先 FAX:03-3235-4324 E-mail: jwaf@jwaf.jp
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